ブレーカーが落ちる原因は「使いすぎ」「漏電」「機器の故障」など。安全な復旧手順、自分でできる確認、危険サイン、業者に依頼すべきケースを解説します。
先に結論:ブレーカーが落ちたら最初にやること
ブレーカーが落ちたときは、焦って何度も上げ下げせず、次の順で確認すると安全です。
- 家電の電源を切る・コンセントを抜く(特に熱源系)
- 分電盤(ブレーカー)を見て、どれが落ちたか確認
- 正しい手順で復旧を試す
- すぐ落ちる/焦げ臭い/ジリジリ音がする等は中止して業者へ
ブレーカーの種類で原因が変わる
分電盤には主に次のようなブレーカーがあります。どれが落ちたかで原因の当たりがつきます。
アンペアブレーカー(主幹)が落ちる
家全体の電気を使いすぎたときに落ちやすいタイプです。
漏電遮断器(漏電ブレーカー)が落ちる
漏電の可能性があります。安全優先で、むやみに復旧を繰り返さないのが大事です。
安全ブレーカー(子ブレーカー)が落ちる
特定の部屋・回路だけで使いすぎ、またはその回路の機器・配線側に原因があるケースが多いです。
自分でできる対処:復旧の正しい手順
1)落ちたブレーカーを確認する
分電盤を見て、「主幹」「漏電」「子」どれがOFFになっているかを確認します。
2)いったん家電を減らす(抜く)
復旧前に、次を優先して電源を切る/抜きます。
- 電子レンジ、ケトル、ドライヤー、暖房器具、IHなどの熱源系
- 古い家電、延長コードで多数接続している場所
3)上げる順番(基本)
一般的には次の順で戻します。
- 子ブレーカー(各回路)をいったん全部OFF
- 主幹(または漏電遮断器)をON
- 子ブレーカーを1つずつON(落ちる回路があればそこで止める)
※分電盤の仕様で名称・構成が違う場合があります。無理に操作せず不安なら業者に相談してください。
ブレーカーが落ちる主な原因(よくある順)
使いすぎ(同時使用が多い)
同じタイミングで熱源系を使うと落ちやすくなります。
例:電子レンジ+ドライヤー+暖房 など
対策
- 同時に使う機器を減らす
- 延長タップの“たこ足”を減らす
- よく落ちる回路は、利用の仕方を見直す
家電側の不具合
特定の家電を使った瞬間に落ちる場合は、その家電が原因のことがあります。
確認方法
- その家電のコンセントを抜いて復旧し、しばらく様子を見る
- 別のコンセントで同じ現象が出るか(安全な範囲で)
漏電(配線・コンセント・機器)
漏電遮断器が落ちる/復旧してもすぐ落ちる場合は、漏電の可能性があります。
よくあるきっかけ
- 雨・湿気が強い日、屋外コンセント、浴室・洗面・キッチン周り
- コンセントの焦げ・変色、プラグ周辺の熱
分電盤(ブレーカー本体)の劣化
古い分電盤は、ブレーカー自体の劣化で落ちやすくなることがあります。
この判断は専門知識が必要なため、頻発する場合は点検がおすすめです。
これは危険:すぐ業者に連絡した方がいいサイン
次の症状がある場合は、復旧を繰り返さず、安全のため専門業者へ相談してください。
- ブレーカー周辺から焦げ臭いにおいがする
- 分電盤からジリジリ音/バチバチ音がする
- コンセントやプラグが熱い/変色/溶けがある
- 漏電遮断器がすぐ落ちる(原因が特定できない)
- 水回り付近で落ちる/濡れた手で触ってしまった可能性がある
- 停電範囲が広いのか、自宅だけなのか判断できない
よくある質問(FAQ)
Q1. ブレーカーを上げてもすぐ落ちます。どうしたらいい?
A. いったん子ブレーカーを全部OFFにし、主幹(または漏電遮断器)をONにしてから、子ブレーカーを1つずつ上げてください。特定の回路で落ちるなら、その回路の機器を抜いて様子を見ます。それでも落ちる場合は漏電などの可能性があるため、業者へ相談をおすすめします。
Q2. どの家電が原因か分かりません
A. よく落ちるタイミングに使っていた家電から順に、電源を切る/抜いて切り分けします。安全のため、焦げ・熱・異音がある機器は使用を中止してください。
Q3. 雨の日に落ちやすいのはなぜ?
A. 屋外コンセントや換気扇まわりなど、湿気や水分が入りやすい場所が影響することがあります。漏電の可能性もあるため、頻発するなら点検が安心です。
Q4. 何度も上げ下げしても大丈夫?
A. 原因が解決していない状態で繰り返すのはおすすめしません。特に焦げ臭い・異音などがある場合は危険なので中止してください。
まとめ:切り分けは「どのブレーカーが落ちたか」から
- 主幹が落ちる:使いすぎの可能性
- 漏電遮断器が落ちる:漏電の可能性(無理に復旧しない)
- 子ブレーカーが落ちる:特定回路の使いすぎ/機器・配線側の問題
「すぐ落ちる」「焦げ臭い」「分電盤が熱い」などがあれば、早めに専門業者へ相談するのが安全です。

