ブレーカーが落ちる原因は「使いすぎ」「漏電」「機器の故障」など。安全な復旧手順、自分でできる確認、危険サイン、業者に依頼すべきケースを解説します。


先に結論:ブレーカーが落ちたら最初にやること

ブレーカーが落ちたときは、焦って何度も上げ下げせず、次の順で確認すると安全です。

  1. 家電の電源を切る・コンセントを抜く(特に熱源系)
  2. 分電盤(ブレーカー)を見て、どれが落ちたか確認
  3. 正しい手順で復旧を試す
  4. すぐ落ちる/焦げ臭い/ジリジリ音がする等は中止して業者へ

ブレーカーの種類で原因が変わる

分電盤には主に次のようなブレーカーがあります。どれが落ちたかで原因の当たりがつきます。

アンペアブレーカー(主幹)が落ちる

家全体の電気を使いすぎたときに落ちやすいタイプです。

漏電遮断器(漏電ブレーカー)が落ちる

漏電の可能性があります。安全優先で、むやみに復旧を繰り返さないのが大事です。

安全ブレーカー(子ブレーカー)が落ちる

特定の部屋・回路だけで使いすぎ、またはその回路の機器・配線側に原因があるケースが多いです。


自分でできる対処:復旧の正しい手順

1)落ちたブレーカーを確認する

分電盤を見て、「主幹」「漏電」「子」どれがOFFになっているかを確認します。

2)いったん家電を減らす(抜く)

復旧前に、次を優先して電源を切る/抜きます。

  • 電子レンジ、ケトル、ドライヤー、暖房器具、IHなどの熱源系
  • 古い家電、延長コードで多数接続している場所

3)上げる順番(基本)

一般的には次の順で戻します。

  1. 子ブレーカー(各回路)をいったん全部OFF
  2. 主幹(または漏電遮断器)をON
  3. 子ブレーカーを1つずつON(落ちる回路があればそこで止める)

※分電盤の仕様で名称・構成が違う場合があります。無理に操作せず不安なら業者に相談してください。


ブレーカーが落ちる主な原因(よくある順)

使いすぎ(同時使用が多い)

同じタイミングで熱源系を使うと落ちやすくなります。
例:電子レンジ+ドライヤー+暖房 など

対策

  • 同時に使う機器を減らす
  • 延長タップの“たこ足”を減らす
  • よく落ちる回路は、利用の仕方を見直す

家電側の不具合

特定の家電を使った瞬間に落ちる場合は、その家電が原因のことがあります。

確認方法

  • その家電のコンセントを抜いて復旧し、しばらく様子を見る
  • 別のコンセントで同じ現象が出るか(安全な範囲で)

漏電(配線・コンセント・機器)

漏電遮断器が落ちる/復旧してもすぐ落ちる場合は、漏電の可能性があります。

よくあるきっかけ

  • 雨・湿気が強い日、屋外コンセント、浴室・洗面・キッチン周り
  • コンセントの焦げ・変色、プラグ周辺の熱

分電盤(ブレーカー本体)の劣化

古い分電盤は、ブレーカー自体の劣化で落ちやすくなることがあります。
この判断は専門知識が必要なため、頻発する場合は点検がおすすめです。


これは危険:すぐ業者に連絡した方がいいサイン

次の症状がある場合は、復旧を繰り返さず、安全のため専門業者へ相談してください。

  • ブレーカー周辺から焦げ臭いにおいがする
  • 分電盤からジリジリ音/バチバチ音がする
  • コンセントやプラグが熱い/変色/溶けがある
  • 漏電遮断器がすぐ落ちる(原因が特定できない)
  • 水回り付近で落ちる/濡れた手で触ってしまった可能性がある
  • 停電範囲が広いのか、自宅だけなのか判断できない

よくある質問(FAQ)

Q1. ブレーカーを上げてもすぐ落ちます。どうしたらいい?

A. いったん子ブレーカーを全部OFFにし、主幹(または漏電遮断器)をONにしてから、子ブレーカーを1つずつ上げてください。特定の回路で落ちるなら、その回路の機器を抜いて様子を見ます。それでも落ちる場合は漏電などの可能性があるため、業者へ相談をおすすめします。

Q2. どの家電が原因か分かりません

A. よく落ちるタイミングに使っていた家電から順に、電源を切る/抜いて切り分けします。安全のため、焦げ・熱・異音がある機器は使用を中止してください。

Q3. 雨の日に落ちやすいのはなぜ?

A. 屋外コンセントや換気扇まわりなど、湿気や水分が入りやすい場所が影響することがあります。漏電の可能性もあるため、頻発するなら点検が安心です。

Q4. 何度も上げ下げしても大丈夫?

A. 原因が解決していない状態で繰り返すのはおすすめしません。特に焦げ臭い・異音などがある場合は危険なので中止してください。


まとめ:切り分けは「どのブレーカーが落ちたか」から

  • 主幹が落ちる:使いすぎの可能性
  • 漏電遮断器が落ちる:漏電の可能性(無理に復旧しない)
  • 子ブレーカーが落ちる:特定回路の使いすぎ/機器・配線側の問題

「すぐ落ちる」「焦げ臭い」「分電盤が熱い」などがあれば、早めに専門業者へ相談するのが安全です。